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【土地探しの基本】土地の現地確認でのチェックポイントを紹介

 

これから注文住宅を建築する予定という方の中には、土地探しからスタートするという人も多いのではないでしょうか。
理想のマイホームを手に入れるには、自分に合った土地との出会いもとても重要です。
しかし、どのように土地を探せばいいか分からずに悩んでいる方が多いのも事実です。
なんとなく雰囲気で土地を選んでしまうと、あとから後悔してしまうこともあります。
今回の記事では良い土地を見極めるポイントについて紹介します。ぜひ参考にしてください。

 

 

現地では何を確認するべき?

ネット情報や不動産会社からの紹介で土地を見に行くという機会があると思いますが、現地ではどのような点を確認するべきでしょうか。
順番に見ていきましょう。

 

日当たり

下見に来たときは特に気にならなかったけど、実際にそこで暮らしてみると日当たりの悪さに困ってしまったという話は珍しくありません。
現地確認の際は、日当たりを悪くするような要因(大きな建物など)が周辺にないかをチェックするようにしましょう。
朝日は東方向から、また昼間は東方面から太陽の光が差し込んできますので、その時間帯に現地でどのように日影ができているのかをチェックすると良いでしょう。

現在は日当たり良好でも、将来的に大きな建物が建つということも考えられます。
高層建物が建つような大きな敷地が隣接していないか、また、どの用途地域に指定しているかなどもチェックしておきたいところです。

 

車の出入りのしやすさ・交通量など

土地に面している道路の交通量については意外とチェックしていない人も多いですが、生活してみると車の出入りがしづらくて不便を感じるということがあります。
特に大通りに面している場合だと、車の走る音がうるさくて日中窓があけられないというお困りごともよく耳にします。
交通量が多い道路に面している場合は、建物の配置プランで出入りのしづらさや騒音といった課題を回避することが可能かということも確認しておきたいところです。
ご家族に子供や年配の方など徒歩で出入りする方がいる場合は、歩道が設けられているかどうかも気を付けたいポイントです。

 

隣家との目線

カーテンを開けたら近隣の住宅と目線が合ってしまい、気まずい思いをするという話も珍しくありません。
現地を下見する際は、近隣建物の開口(窓・勝手口等)、お庭の接近具合も確認しておきたいポイントのひとつです。
多少建物の距離が近くても、設計プランの段階で目線を外して窓枠を設けたり、建物配置の距離をとったりと対策することは可能ですので、気になる土地があればご相談ください。

 

隣地との高低差

周りの土地よりも低い土地に建物を建てる場合、雨が降ったときに水が敷地内に流れ込んでくるということを考慮しなければなりません。
基本的には、隣地から流れてくる水をせき止めることは難しいとされています。
道路に水が流れるように排水対策をすることができる場合もありますが、誰が費用を負担するかなどトラブルになるケースも珍しくありません。
高低差がある場合は、どのように雨水が流れるかを想定しておくようにしましょう。

 

道路との高低差

雨水の排水を考える上では、道路との高低差も非常に重要なポイントです。
敷地が道路よりも低いと道路から水が流れてくることになり、自分の土地を通って他の土地に水が流れていってしまうというトラブルに繋がります。
道路よりも敷地が低い場所にある場合、擁壁などで敷地の高さを上げる造成工事が必要になることもありますので注意が必要です。

 

インフラの設置状況

電気や上下水道などの設置状況も大切なポイントの一つです。
土地までインフラが届いていない場合は、新たに引き込みが必要になり、建築費以外のコストがかかってしまうことがあります。
特に下水道については引き込み自体が難しく、浄化槽やポンプアップなど大掛かりな工事が必要になることもあります。
電気・上下水の設置状況については注意深く確認するようにしましょう。

 

敷地内の残存物

更地の取引をする際、「現状有姿」で売買を行うというケースが多いと思います。
現状有姿だとそのままの状態で買主に引き渡されるため、敷地内にあるものの撤去で費用がかかってしまうことがあります。
よくあるのが、既存建物の杭・基礎が地中に残っているケースや、昔使っていた井戸、鉄筋入りの土間コンクリート、アスファルトなどです。
マイホームをつくるときに思っていたよりも撤去費用が高くついたということになりがちです。

 

うがんじゅ(拝所)

沖縄ならではの風習として、敷地の中や隣地にうがんじゅ(拝所)というものが設置されていることがあります。
うがんじゅは繁栄や加護を祈願するために祀られている神聖な場所として古くから残されてきたもので、その土地には建物を建築しない方がいいと言われることもあります。
草陰に隠れて残されている場合もあるので、付近をよく見てみるようにしましょう。
最近ではうがんじゅがあっても気にならないという人も多いですが、古くからの習わしや霊的なものが気になるという人もいるので、知っておきたいポイントの一つです。

 

 

土地の状況を理解して判断することが大切

土地を見極めるチェックポイントを紹介しましたが、気になる要素は人によってさまざまです。
本記事で紹介したポイント以外でも「これだけは外せない」という条件を持っている人もいると思います。
様々な見極めポイントがありますが、全ての条件を満たす土地を探すというのは至難の業です。
大切なのは、「デメリットも含めた土地の状況を理解して判断する」ということです。
自分の中で土地を探す上での優先順位を決めておけば、デメリットを超えたメリットのある土地に出会える可能性がぐっと高まります。
土地の現地を見に行った際は、自分に合った土地かどうか見極める第一歩として「メリット・デメリット」を把握してみるように心がけてみましょう。

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