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ムダを省いたシンプルな暮らし

いつからか、わが国はモノに不自由するということがなくなり、“無いモノは無い”、ある意味では豊かな時代となりました。しかしモノが多い=心が豊かであることとは限りません。思えばほんの半世紀前の昭和30年代などは高度成長期の始まりといえども、家はまだ狭く、家電製品なども普及していなかったため家財道具も少なく、引越しは大八車で十分という時代でした。人々は過密なスケジュールに追われることもなく、時間と空間に余裕があったので現代よりものんびりと暮らしていました。

モノに不自由しなくなる一方で人々の絆が薄くなりがちな近年、再度かつてのようなシンプルな暮らしを見直そうという動きもあり、そのお手とし頻繁に取り上げられるのが北欧の暮らしです。シンプルな中に質をついた哲学がある。余計な飾りはなく、丈夫で使いやすく、永く使えるデザインであること。北欧では、昼間が長い日も夜が長い日もあるため、家で過ごす時間をとても大切にします。世代を受け継ぎ、統一感のあるデザインのものを長く使う。厳しい自然環境の中にあって冬は暖かく、夏は涼しく、豊かで快適な生活をしています。そんな北欧の人のように、“ムダを省いたシンプルな暮らし”を一緒に考えてみることにしましょう。


必要なモノだけに囲まれて暮らす

“いかにシンプルに暮らすか”というテーマ関連の本が、欧米でベストセラーになるなど人気を博しています。それらの内容に共通していることは、“自分にとって必なモノだけに囲まれて過ごす”ということ。限られた人生の中で、当に必なものは何なのかを考えると、インテリアや身に着けるものまでのあり方を問われてきます。モノを増やさない、不必な資源を使わない。だからといって、効率的な暮らしばかりを考えるのは窮屈になりかねません。

適度なゆとりを持ちながら、好きなことを楽しむことが豊かな暮らしです。自分や家族にとって当に必なことを優先したいですね。

 

整理整頓してものを貯めない・増やさない

どうしても部屋が散らかってしまうご家庭にありがちなのは、ついつい“モノを買ってしまう”という習性ではないでしょうか。服やバッグ、靴、雑誌など…。その時々の流行りものは自分を高める手段ではありますが、家のインテリアにとってはスペースを占拠していく不グッズともなりかねません。「ちりも積もれば山となる」。理想的なのは、1日ごとに「必・不」を見極めていくことですが、少なくとも季節ごとの大掃除などに合わせて家にあるものを見直して、常にすっきりとした暮らしを心がけていきたいものです。

 

居住スペースに応じて快適に暮らすには

日本は国土面積に対して都の人口密度を考えると、住宅の狭さがよく問われます。海外の様に大きな家に広々と暮らすことが難しい日ではその広さに応じて豊かな暮らしを送るための工夫が必になります。たとえ狭くとも、ムダなスペースやムダなモノを失くし、家族ひとりひとりが窮屈さを感じずにのびのびと暮らせることが重です。例えば、小さな部をたくさん作るのではなく部間の仕切りをなくせば、大空間を広々と過ごせ、プライバシー型をコミュニケーション型に変えていくと家族の絆をもっと深めることができます。

あるいは「オープンもいいけれど時にはプライベートもほしい」という場合は、間仕切りを収納ラックやブラインドなどで活用すれば、フレキシブルに対応することができます。間取りやインテリアなど様々な工夫で、限られたスペースを楽しむようにしてはいかがでしょうか。


ムダのない有効なキッチンインテリアの工夫

毎日使うキッチンは、家族のライフスタイルによって納得がいく形にしたいものです。ここでは、来の目的とは別の使い方をすると、メリットが生まれる様々な形のキッチンアイデアをご紹介します。

 

ダイニングテーブルに新聞掛けをDIY

洗面所やトイレなどにつけるための、バータイプのタオルハンガーを、キッチンに登場させるととても便利な使い方ができます。たとえば左のイラストのように、ダイニングテーブルの脇にとりつけてみると、読みかけの新聞を食事中に掛けておくことができます。

 

カトラリーをバスケットに入れてセッティング

毎日の食事に出番の多いカトラリーを、そのたびにキッチンから食卓へ運ぶのは時間と労力がかかり効率が悪いこともしばしば。布を敷いたバスケットに常時多めに入れておいて、そのまま食卓へ出せば、必要なカトラリーをカウントしなくともOK。食事が終われば、そのまま収納へしまえるので時間の短縮にもなります。カジュアルなパーティーの際にもこの出し方なら気兼ねなくゲストが必要なカトラリーを取ることができます。

 

ミラーをトレイにしてロマンティックに演出

不要になったミラーをトレーにして、お花やキャンドルを飾るだけで、素敵な演出に早変わり。家族の食事時など邪魔な際はさっと下げられ、来客時のおもてなしにはこのままテーブルへ出すだけ。ミラーなので空間を広く見せることができ、灯りが反射してロマンティックなムードも楽しめます。


今あるもので生活のアレンジメントを楽しむ

一度使って必ではなくなったのに、捨て切れなくて家の中で眠っているものって結構あるものです。ほんの少しひと工夫の手を加えるだけで、斬新な活用法ができることもあります。新しいものを買う前に、「それは当に家にないものか」どうかを確認し、使えそうな材料があれば自分でアレンジすることも楽しんでみませんか?

 

使わなくなったフレームがキーフックに変身

贈りもので頻繁にいただくフォトフレーム。せっかく壁掛けの機能があるのだから、もう少し生活に役立つものに変身させてあげませんか?アンティークや真鍮のキーフックを接着剤でつけるだけで、ほら、敵なキーストックとして活躍します。玄関はもちろん、ガレージや納などにさりげなく掛けておくとおしゃれですね。

 

読まなくなった洋書がおしゃれなシェルフに早変わり

読み返すことのなくなった百科事典やアート本。でも高価だったから捨てられないということはありませんか?装丁の美しい本を、イラストのように壁にフックをつけるだけで、おしゃれなシェルフにしてしまいましょう。部屋のアクセントになること間違いなしです。

●まずは、取り付ける位置を決めましょう(定規で図り、鉛筆でマーキングする)
●L字金具を2つずつ平行にして、電気ドリルで取り付けていきます。
●本を乗せ、その上にアロマやドライフラワーなど、飾り付けをしていきます。
●読みかけの本を立てかけておくのにも便利です。


モノを捨てたい時・捨てられない時

どうしても愛着のあるものは思い出にとっておく

ずっとクローゼットで眠ったままの服でも、昔のエピソードがあって捨てられない…なんてことはありませんか?どうしても愛着のあったものは捨てる前に写真で残しておきましょう。写真を見ればその時のエピソードが蘇ってきます。そんな思い出の品々は他の写真データと一緒に、デジタルフォトフレームに入れておくと良いでしょう。現像するとかさばる写真達も日々見返すことが出来ます。

 

決断は家族にゆだねる・活用してくれる友人に譲る

それでも捨てられないモノたちは、家族に処分作業をまかせることにしましょう。友人たちを集めて、不な服やカバン、などを分け合うと意外に新鮮さを感じて喜んでくれるかもしれません。

●子供服やおもちゃは年下の子へ譲ると喜ばれる
●ネットオークションで売って新しいモノを買う資金に
●今すぐ改めて使って必かどうか判断する

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