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愛犬とともに元気に過ごす家

お天気のいい日や風が爽やかな日は、愛犬を連れて公園へお散歩にいきたくなりますね。動物愛護大国イギリスでは、何世代にも渡る犬との生活が定着しており、どんな大きな犬でも家族の一員として家の中で一緒に暮らすのが基本。電車、バス、地下鉄にも無料で乗車可能です。「犬は番犬として、庭の犬小屋で飼うもの」という考え方をしていた日本でも、昭和の時代にはあまり認識されていなかった「ペット=家族」という構図が時代の流れと共に定着。近年では小型犬が人気を集めたことも手伝い、屋内でペットと人が共生するというスタイルはごく自然な風景となりました。ペットと共に過ごす家はどんな環境でどんな間取りが最適なのか、一緒に考えてみましょう。


「愛犬の居場所を考えた」レイアウトのすすめ

室内で犬を飼うことが主流になってきている現在、気を付けなければならないのは、「犬にも自分だけのスペースと時間を確保してあげる」ことです。居場所を作ってあげないとどうなるかといえば、ストレスがたまり、「無駄吠えをしてしまう」、「いざ自分だけになると留守番ができない」などの問題が浮上してきます。犬は本来群れを好む動物なので、人のそばにいるのは理に適っているのですが、常に一緒というのも気が休まりません。一番理想的なのは、家族の気配を感じながら、視線を遮ることができそうな場所を作ってあげることです。例えばリビングの片隅や、人がよく通る階段の下、またはキッチン収納のそばなどに、ゲージやベッドを置いてあげましょう。入っているときはそっとしておくのが大事。


犬がいても清潔感を保つには

 

抜け毛対策をしっかりと

犬の毛は軽く舞い上がりやすいので、家具の上に落ちやすく、日常的にカーペットに絡まっています。人間のアレルギーの原因となることもありますので、掃除機と一緒にローラー式粘着テープも活用し、抜け毛の散らかりを防ぎましょう。

 

トイレ掃除は週1回

ペットシーツやトイレ用シートの進化で、以前よりもかなり臭いの広がりは抑えられるようになりましたが、手入れ次第で悪臭はすぐに出てきてしまいます。こまめな清掃はもちろん、週に一度はトイレを丸ごと洗って、清潔さを保ちましょう。

 

犬の体もぬかりなくお掃除

日常はもとより、春と秋の抜け毛の季節はブラッシングを入念に。ネットや専門では犬種に応じた様々なブラシが手に入ります。定期的にトリマーに通ったり、爪を切っておくなど、気を配りましょう。ドッグアロマテラピーなどを取り入れ、体に害のない消臭剤を使うことも選択肢のひとつです。


愛犬と共に元気に過ごす家

 

空間や空気環境について

犬にとっての家とは、広すぎても狭すぎても落ち着かないもの。ゆったりと横たわれる空間があり、テラスなど適度な運動ができ、自然に触れられる場所があれば十分です。床上50cmで暮らす彼らの健康のため、ハウスダウストにも配慮を。

 

毎日の週間で危険を避ける

子育てと同じように、誤飲事故を避けるため、危ないものが手に届く場所に転がっていないよう、扉をきっちりしめる収納で対策をしておきましょう。

 

騒音や気温にも注意する

犬は音に敏感に反応します。テレビやスピーカーのそばや、外部の音が聞こえる窓際などへゲージを置くことは避けたいところです。また気温が上昇しやすい2階や最上階なども避けましょう。

 

犬の足に優しい床材を選ぶ

フローリングの床や階段にカーペットを敷いたり、滑り止めの対策を。


快適な「テラス計画」で、犬も家族もリラックスして、さわやか生活

青い空が広がる天気のいい日は、なぜか外に出たくなります。太陽の光や風を感じながら一緒に和めるテラスがあれば、人もペットも楽しく元気にすごせますね。犬が自由に走り回れるスペースがあれば、運動不足も解消して笑顔があふれ大満足です。リビングから直接出られるウッドデッキ、土間スペースや、タイル張りの中庭を造るなどして、ゆるやかに外と内がつながる工夫もいいですね。飼主も、抜け毛やにおいが気にならず、それでいて十分に触れ合う事ができるので、快適なテラスはペットとのストレスフリーな関係を保つことに一役買います。テラスがあることのメリットや見落としがちな留意点などをご紹介しましょう。


テラス近くに専用シャワー

テラスに続く室内、またはデッキ近くに専用シャワーコーナーを設置すれば、お散歩帰りに足を洗うための”フットシャワー”として、また雨の日の泥落としに、と活躍します。温水ならば寒い冬でも安心です。もし室内ならばその近くに収納ラック等を設置し、ペット用のシャンプーやタオルなども収納しておくと、毎日のお散歩もスムーズです。また、テラスと同じ床タイルにすることで、空間的な一体感をもたせることもできます。ここから散歩に出る事もあるので、外から施錠できるようにするなど、防犯上の配慮も忘れずに。


テラスや縁側でイヌ友とお茶会を

子供つながりのお友達とは一味違う、ワンちゃんつながりのお友達。散歩中に知り合った人々と、共通の話題で会話にも花が咲きます。外のドッグカフェもいいですが、わが家に招いて、テラスでお茶会はいかがでしょう?犬たちは伸び伸びと遊びまわり、飼い主はお茶や食事をしながら、愛犬の話で盛り上がる。風通しの良いテラスで、愛犬たちも、飼い主も、快適で楽しい時間を過ごすことができます。マナーを統一するためにも、トイレやシャワーを準備しておきたいですね。


犬グッズの収納を確保してお散歩へGO!

お散歩は毎日のことなのに、出かけるたびに「あれはどこだっけ?」と探しているうちに時間が遅くなってしまいませんか?日々使うリードやゴミ袋、シャベルなどは、まとめてトートバッグに入れフックにかけておけば、靴をはいてからでもさっと持てるので便利です。また、紫外線避けのスカーフや帽子、スニーカーなども近くにあると外出がスムーズですね。その他、もろもろの犬グッズは収納が困りもの。そこでインナーテラスやペット用シャワーの近くにスペースが確保できる場合は、棚をひとつ用意するとすべての犬グッズが一ヶ所にまとまります。犬用のタオルや雑巾、寒い時に着せるセーターやブランケットまで、外と内をつなぐ動線上に必要なものがまとまっていれば無駄がありません。湿気に弱いドッグフードなどは、缶に入れるなどして、対策を考えましょう。欧米では古くからドッグシェルフなど犬専用の家具もあり、水を飲ませるボールも簡単で安全に備え付けられるものが多く出回っています。

散らかりがちなお散歩グッズや、グルーミンググッズは大きめの缶に仕切りをつけてひとつにまとめておきましょう。テラスの隅や靴箱の中など、取り出しやすい場所へ置いておきましょう。


雨の日にもインナーテラスで元気に。快適に。

近年の一軒屋の間取り計画で人気を呼んでいるのがインナーテラス。冬の寒い日や、夏の日差しの厳しい時期、また外出がしにくい梅雨などでも安心して愛犬とくつろぐことができます。タイルやコルクの素材にしておけば、晴れの日と同じように動く事ができ、のびのびと遊べます。さらに、近隣からの視線を気にすることなく、紫外線よけやアレルギー対策にも一役買います。室内で「安全」と「開放感」を同時に味わえるのも魅力です。

インナーテラスのメリット

  • 安全性:敷地が交通量の多い道路に面している場合、愛犬を安心して遊ばせることができる。
  • 愛犬との距離:インナーテラスを一段低くしてゲージを置けば、愛犬が「自分の居場所」と理解。
  • 開放感:リビングと庭の中間地点にあり、インテリアとしても開放感をもたらす。悪天候で外出が困難でも愛犬が受けるストレスは、最小限におさえられる。

大事な家族である犬のストレスを見逃さないで

 

家の環境・家族の関係はいつも快適か

見晴らしの良いテラスやバルコニーが、ペットにとって快適だとは必ずしも言えません。周囲が見渡せる環境は、犬にとっては警戒すべきテリトリーを増やすことになり、無駄吠えなどの問題行動をおこす場合もあります。いつも人と一緒に居ることや来客なども、時にはストレスの原因となります。犬の習性を理解し、環境に配慮してあげることもまた大切です。

 

熱中症

猛暑による熱中症の恐れは、人間だけでなく犬も同じリスクにさらされています。犬は汗腺が限られた部位にしかなく、全身で汗をかけないため、体に熱がこもりやすくなります。汗をかいて体温調節ができないことは、人間以上に熱中症対策が必要です。体温の上昇、水分不足などになっていないか、飼い主がつねに気を配りましょう。庭にシェードをつけるなど、気温と向き合いながら対策を。

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